후리가나로 읽는 일본 고전
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あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
清沢 洌의 暗黒日記(あんこくにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,322자 · 188화면
十一月十八日(木)
十一月十九日(金)
フランスの失敗は、大陸と海洋の二兎を追ったからだ。そして、現状の日本の状態も、まさに然りである。
横手に出車、出迎えの人多し、講演す。
十一月十八日(木)
朝早く秋田にたつ。
秋田駅に西野幸八郎氏と魁新報の人見君あり。西野氏はかつて共に満州を旅行せる人で経済倶樂部の幹事だ。石橋旅館に鞄をおき、秋田銀行の沢木淳吉氏の午餐に招かる。田舍のほうが御馳走がある。
秋田人士は開放的である。彼らはなんら軍需的に利益していないので、時局に対して冷靜である。講演後の個人的な話に、軍需景気の均霑化に対する要望もあった。ただ供出だ、徴用だ、と取られるばかりで、なんの反対給付もないからである。
そこでの話――さきごろ武藤貞一がきて、独ソは握手する。英ソは衝突する。そして、日本は大勝利をおさめる。そうした樂観論を振りまいていったそうだ。田舍の人もわらっている。この連中の愚や及ぶべからず。
夕飯をご馳走になり、さらに料亭で酒をのむ。さすがに酒どころ、酒がいくらでもあるのに驚く。
十一月十九日(金)
雪ふる。秋田方面には以前にも降ったそうだが、僕には初雪だ。とても寒い。新潟に向う。