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あすはてんきになれ
明日は天気になれ
「西日本新聞 第二四九四六号~第二五〇四六号」1953(昭和28)年1月2日~4月13日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 114,679 字 · 228 页
支那の小説には、敵の首をナマスにして食ったりするのがでてくるが、日本の軍記は温和で、チャンチャンバラバラまでは型の如くだが、しつこい憎悪はでてこない。しつこい殺し方はでてこない。その代り、殺されたのがユーレイになると世界一しつこいな。
けれども日本にナブリ殺しや拷問がなかったわけではなく、特に切支丹の拷問では、あの手この手の変化の数々において世界無比のところがあったかも知れない。
その方法は斬首、ハリツケ、火アブリ、水責め、氷責め、熱湯責め、ノコギリびき、蓑踊り、穴吊し等々いろいろある。それは死刑の方法の如くであるが、棄教すればカンベンしてくれるのだから、この場合は拷問と云った方がよろしいかと思う。
氷責めは仙台の広瀬川で一度行われた例があるだけだが、あとは九州が切支丹の本場だから主として九州で行われた。
熱湯責めは雲仙で行われたが、今はもう熱湯責めのできるような場所はないようだ。蓑踊りは人間を簀巻きもしくは俵づめのようにして火をつける。ミノムシの動くようにもがくのでこの名がでたという。
一番最後に発明したのが穴吊しであるが、具体的にどういう方法であったか、どうもよく分らない。