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あすはてんきになれ
明日は天気になれ
「西日本新聞 第二四九四六号~第二五〇四六号」1953(昭和28)年1月2日~4月13日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 114,679 字 · 228 页
碁会所開店
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私もずいぶん人に借金をしたが、敵ながらアッパレな奴だと思ったのは私の義兄に当る山中の造り酒屋のアルジで、私の借金の申込みに対して巻紙にしたためた長文の返事をくれたが、近ごろ山中も雪が消えてホトトギスのなく気候になったなぞ書き起し、全文風景の描写ばかりで借金のことには一字もふれていない返事であった。
碁会所開店
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終戦後は盤石が高価になったせいか町内の碁会所というものが甚だしく少くなった。
昔私の住んでいた蒲田の矢口の渡しというところに焼け残った碁席が一軒あったが、一度遊びに行ったところ誰も客が来ていない。今住んでいる桐生も焼け残った町だから最近碁会所の一ツが再開店して路上から内部が見えるが、いつも老人連がせいぜい三四人集っているだけだ。
戦前は若いサラリーマンや労働者にも相当普及して、元気のいいのが碁会所へ来ていたものだが、思うにあの連中、もしくはあの連中の後継者たるべき若者はパチンコとか競輪に熱をあげているのだろう。
特にパチンコ屋と町の碁会所とはその簡単なヒマツブシという点で甚だ類似した性格があるから、碁会所へ通う可能性の青年はパチンコ族になったと見てよかろう。