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あすはてんきになれ
明日は天気になれ
「西日本新聞 第二四九四六号~第二五〇四六号」1953(昭和28)年1月2日~4月13日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 114,679 字 · 228 页
珍試合の巻
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要するに戦後日本のアンマにも大移動が起ったのである。
珍試合の巻
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私は終戦後どういうキッカケであったかわからないが碁、将棋、野球、ボクシング等々実に雑多な観戦記の依頼をうけ、まるで観戦屋という新商売の元祖の観を呈したことがあった。二代目が現れないうちに元祖も廃業してしまったけれども、なぜ廃業したかと言えば、こッちは碁将棋をよく知らないから、見ていても全然わからないのに、徹夜のオツキアイをするのは何とも辛くて仕様がないからである。いったん辛いと思い出すと、三十分のオツキアイも辛くなる。こッちが興味を失えば、碁将棋ぐらい見ていてつまらないものはない。
そういう次第で、いろいろと時の大勝負、大試合を見物した中で、一ツだけ二度と見ることができそうもない珍勝負があった。
呉清源と岩本本因坊との十番碁の第一局であるが、当時、呉清源をめぐってモロモロの十番碁が行われて、みんな呉清源の一方的勝利に帰している。そういう十番碁のうちで、終戦後における公式十番碁のトップを切ったのが、この岩本本因坊との対局で、ましてその第一局であるから重大な一局だった。
ところが、この第一局は呉清源がコックリコックリ本当に居眠りしながら勝ってしまった。