Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんらん

親鸞

吉川 英治

Lisez 親鸞 (しんらん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 566 138 caractères · 1127 écrans

Aozora Bunko

三

「それも、ご修業だ」

「朱にまじわればということもあるではないか――」

「染まるようなご素質であったら、それは、ご素質がわるいのじゃ」

「いまいましい、童どもだ」

「だが、貧乏車とは、童も嘘は歌っていない。このお粗末な車を見て、たれが、貧乏でないといおうか。……ああ、なんぼ、くるくる廻っても、貧乏車は、ぼろ車。世の中が回らぬうちは、どうもならん」

牛飼も、雑色も持たない古車は、轍の音さえも、がたことと、道の凸凹を揺れてゆく。

三

次の日から、十八公麿のすがたは、雨の日も、風の日も、欠かさずに、学舎に見えた。

師の日野民部忠経は、元南家の儒生で、儒学においては、朝に陰陽師の安倍泰親、野に日野民部といわれるほどであったが、磊落な質で、名利を求めず、里にかくれて、児童たちの教育を、自分の天分としていた。

民部は、十八公麿を、愛した。日のたつに従って、その天稟を認めてきた。

(これこそ、双葉の栴檀だ)まったく、十八公麿の才能は、群をぬいていた。むしろ、余りにも、ほかの児童と、かけ離れ過ぎているくらいなのである。で児童のうちにも、嫉妬はある。

がたがた車

がたぐるま

貧乏ぐるまの