Japanische Klassiker mit Furigana
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さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
Lesen Sie 三国志(一) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 309.839 Zeichen · 622 Bildschirme
三
、第3水準1-88-37)、貴公のうしろに侍立している人間は誰だ。いったい何者だ」
と、質した。――不愉快な! といわんばかりな語気をもってである。
三
袁紹に訊ねられて、公孫※(「王+贊」、第3水準1-88-37)は、自分のうしろをちょっと振向いて、
「あ、この者ですか」と、それを機に一堂の諸将軍へも、改めて紹介した。
「これは県楼桑村の生れで、それがしとは幼少からの朋友です。劉備字は玄徳といって、つい先頃までは、平原県の令を勤めていた者です。――どうかよろしく」
曹操は、眼をみはって、
「オオ、ではかつて、黄巾の乱の折、広宗の野や潁川地方にあって、武名を鳴らした無名の義軍を率いていた人か」
「そうです」
「道理で――どこかで見たことがあるような気がしていたが。……そうそう潁川の合戦で、賊を曠野につつんで焼打ちした時、陣頭でちょっと会釈を交わしたことがある。だいぶ前になるので、とんと見忘れていた」
袁紹も、初めて疑いを解いて、ぶしつけな質問をした不礼を詫び、
「楼桑村に名族の子孫ありとはかねがね耳にしていた。その玄徳どのとあれば、漢室の宗親である。誰か、席を与え給え」