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Japanische Klassiker mit Furigana

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さんごくし

三国志(一)

吉川 英治

Lesen Sie 三国志(一) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 309.839 Zeichen · 622 Bildschirme

Aozora Bunko

四

袁紹も遂に肚をきめた。

評定の一決を見ると、さすがに名門の出であるし、多年の人望もあるので、兵三万余騎を立ちどころに備え、夜を日についで、河南の陳留へ馳せのぼった。

来てみると、その旺なのに袁紹も驚いた。軍簿の到着に筆をとりながら、重なる味方だけを拾ってみると、その陣容は大したものであった。

まず――

第一鎮として、後将軍南陽の太守袁術、字は公路を筆頭に、

第二鎮

冀州の刺史韓馥

第三鎮

予州の刺史孔

第四鎮

州の刺史劉岱

第五鎮

河内郡の太守王匡

第六鎮

陳留の太守張

第七鎮

東郡の太守喬瑁

そのほか、済北の相、鮑信、字は允誠とか、西涼の馬騰とか、北平の公孫とか、宇内の名将猛士の名は雲の如くで、袁紹の兵は到着順とあって、第十七鎮に配せられた。

「自分も参加してよかった」

ここへ来て、その実状を見てから、袁紹も心からそう思った。時勢の急なるのに、今さら驚いたのである。

四

第一鎮から第十七鎮までの将軍はみな、一万以上の手兵を率いて各※(二の字点、1-2-22)の本国から参集してきた一方の雄なのである。

その中にはまた、どんな豪強や英俊がひそんでいるかも知れなかった。