Japanische Klassiker mit Furigana
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さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
Lesen Sie 三国志(一) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 309.839 Zeichen · 622 Bildschirme
四
公孫※(「王+贊」、第3水準1-88-37)は、それに気を得て、次の日、ふたたび盤河の畔に立ち、北国産の白馬二千頭を並べて、大いに陣勢を張った。
公孫※(「王+贊」、第3水準1-88-37)が、白い馬をたくさん持っていることは、先年、蒙古との戦に、白馬一色の騎馬隊を編制して、北の胡族を打破ったので、それ以来、彼の「白馬陣」といえば、天下に有名になっていた。
四
「やあ、なかなか偉観だな」
対岸にある袁紹は、河ごしに、小手をかざして、敵陣をながめながら云った。
「顔良、文醜」
「はっ」
「ふたりは、左右ふた手にわかれて、両翼の備えをなせ。また、屈強の射手千余騎に、麹義を大将として、射陣を布け」
「心得ました」
命じておいて、袁紹は旗下一千余騎、弩弓手五百、槍戟の歩兵八百余に、幡、旒旗、大旆などまんまるになって中軍を固めた。
大河をはさんで、戦機はようやく熟して来る。東岸の公孫※(「王+贊」、第3水準1-88-37)は、敵のうごきを見て、部下の大将厳綱を先手とし、帥の字を金線で繍った紅の旗をたて、
「いでや」と、ばかり河畔へひたひたと寄りつめた。
公孫※(「王+贊」