Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
Lesen Sie 三国志(一) (さんごくし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 309.839 Zeichen · 622 Bildschirme
「尊命の如し――であります」
「尊命の如しとは!」
「あなたのご宣言が正しいと存じます」
「よしっ。しからばその首をつなぎ止めてやろう。ほかの者はどうだ。我すでに大事を宣せり。背く者は、軍法をもって問わん」
剣をあげて、雷の如くいった。
並いる百官も、慴伏して、もう誰ひとり反対をさけぶ者もなかった。
董卓は、かくて、威圧的に百官に宣誓させて、また、
「侍中周! 校尉伍瓊! 議郎何! ――」
と、いちいち役名と名を呼びあげて、その起立を見ながら厳命を発した。
「我に背いた袁紹は、必ずや夜のうちに、本国冀州へさして逃げて帰る心にちがいない。彼にも兵力があるから油断はするな。すぐ精兵を率いて追い討ちに打って取れ」
「はっ」
三将のうち、二人は命を奉じて、すぐ去りかけたが、侍中周※(「比/必」、第3水準1-86-43)のみは、
「あいや、おそれながら、仰せはご短慮かと存じます。上策とは思われません」
「周※(「比/必」、第3水準1-86-43)っ。汝も背く者か」
「いえ、袁紹の首一つをとるために、大乱の生じるのを怖れるからです。彼は平常、恩徳を布き、門下には吏人も多く、国には財があります。