輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《三国志(五)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N1,點詞查義。
N1 · 挑戰 · 新字新假名 · 325,249 字 · 653 頁
二
「いま曹操が、呉に人質を求めてきたのは、諸侯の例によるものである。質子を出すは、曹操に服従を誓うものであり、それを拒むことは、即敵対の表示になる。いまや呉は重大な岐路に立ち至った。いかにせばよいか、どうか、各位、忌憚なくご意見を吐露していただきたい」
張昭が議長格として、まず席を起ち、全員へこう発言を求めた。
二
こもごもに起って、各自が、説くところ論じるところ、種々である。
質子、送るべし。
となす者。
質子、送るべからず。
と、主張する者。
ようやく、会議は、二派にわかれ、討論果てしなく見えたが、
「周瑜に一言させて下さい」と、初めて彼が発言を求めた。
呉夫人の妹の子である周瑜は、先主孫策と同い年であったから、孫権よりは年上だが、諸大将のうちでは、最年少者であった。
「そうだ、周瑜のことばを聞いてみよう。説きたまえ」
人々は、しばらく彼に耳をかした。
周瑜は、起立していう。
「僭越ですが、私は、楚国の始めを憶いおこします。楚ははじめ、荊山のほとり、百里に足らない土地を領し、実に微々たるものでしたが、賢能の士が集まって、ついに九百余年の基をひらきました。