輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

さんごくし

三国志(五)

吉川 英治

線上閱讀吉川 英治《三国志(五)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N1,點詞查義。

N1 · 挑戰 · 新字新假名 · 325,249 字 · 653 頁

青空文庫

二

まず、二十艘の火船を先頭にたて、そのあとに、四隻の兵船を繋けた。つづいて、第一船隊には、領兵軍官韓当がひかえ、第二船隊には同じく周泰、第三の備えに蒋欽、第四には陳武と――約三百余艘の大小船が、舳をならべて、夜を待ちかまえた。

すでに宵闇は迫り、江上の風波はしきりと暴れていた。今暁からの東南風は、昼をとおして、なおもさかんに吹いている。

何となく生温かい。そして気だるいほど、陽気はずれな晩だった。

そのためか、江上一帯には、水蒸気が立ちこめていた。幸先よしと、黄蓋は、纜を解いて、一斉に発動を命令した。

三百余艘の艨艟は、淙々と、白波を切って、北岸へすすんで行った。――そのあとについて、周瑜、程普の乗りこんだ旗艦の大躯も、颯々、満帆をはためかせながら動いてゆく。

後陣として続いてゆく一船列は、右備え丁奉、左備え徐盛の隊らしかった。

魯粛と統は、この夜、あとに残って、留守の本陣を守っていた。

二

その夕。

呉主孫権の本軍は、旗下の勢とともに、すでに黄州の境をこえて、前進していた。

兵符をうけて、その発向を知った周瑜は、すぐ一軍を派して、南屏山のいただきに大旗をさしあげ、まず先手の大将陸遜を迎え、続いて孫権の許へも、