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さんごくし
三国志(五)
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《三国志(五)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N1,點詞查義。
N1 · 挑戰 · 新字新假名 · 325,249 字 · 653 頁
渭水を挟んで
一
「――いや、それがしも同罪ですから、罪せられるなら手前も共に剣をいただきます」
徐晃も、身をすすめて、神妙にそういうし、諸人も皆、曹洪のために命乞いしたので、曹操もわずかに気色を直し、
「功を立てたら宥してやろう」
と、しばらく斬罪を猶予した。
渭水を挟んで
一
曹操の本軍と、西涼の大兵とは、次の日、潼関の東方で、堂々対戦した。
曹軍は、三軍団にわかれ、曹操はその中央にあった。
彼が馬をすすめると、右翼の夏侯淵、左翼の曹仁は、共に早鉦を打ち鼓を鳴らして、その威風にさらに気勢を加えた。
「胡夷の子、朝威を怖れず、どこへ赴こうとするか。あらば出でよ、人間の道を説いてやろう」
曹操の言が、風に送られて、彼方の陣へ届いたかと思うと、
「おう、馬騰の子、馬超字は孟起。親の讐をいま見るうれしさ。曹操、そこをうごくなよ」
とどろく答えとともに、陣鼓一声、白斑な悍馬に乗って、身に銀甲をいただき鮮紅の袍を着、細腰青面の弱冠な人が、さっと、野を斜めに駈けだして来た。
「若大将を討たすな」と案じてか、それにつづく左右の将には※(「广+龍」、第3水準1-94-86)徳、馬岱。また八旗の旗本、鏘々とくつわを並べて駈け進んでくる。