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さんごくし

三国志(五)

吉川 英治

線上閱讀吉川 英治《三国志(五)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N1,點詞查義。

N1 · 挑戰 · 新字新假名 · 325,249 字 · 653 頁

青空文庫

三名は鳩首して、軍議にふけった。

翌日、法正にも、この旨をつたえ、同時に陣触れを発して、いよいよ入蜀軍の勢揃いをした。

玄徳はもちろんその中軍にある。

※(「广+龍」、第3水準1-94-86)統を軍中の相談役とし、関平劉封も中軍にとどめ、黄忠と魏延とは、一を先鋒に、一を後備に分け、遠征軍の総数は精鋭五万とかぞえられた。

しかし、何より大事なのは、荊州の守りである。万一にも、この遠征軍がやぶれた時、あるいは、南に孫権がうごくか、北の曹操が留守の間隙をうかがうなど不測な事態が生じたとき、万全な備えがなくてはならない。――また征旅に上る玄徳にしても、その安心がなくては、腰をすえて蜀へ入れない。

で、荊州には、孔明が残ることになった。

その配備は。

襄陽の堺に関羽。

江陵城に趙雲子龍。

江辺四郡には張飛。

といったように、名だたる者を要所要所にすえ、孔明がその中央荊州に留守し、四境鉄壁の固めかたであった。

鴻門の会に非ず

一

建安十六年冬十二月。ようやくにして玄徳は蜀へ入った。国境にかかると、

「主人の命によって、これまでお迎えに出た者です」

と、道のかたわらに四千余騎が出迎えていた。