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さんごくし

三国志(五)

吉川 英治

線上閱讀吉川 英治《三国志(五)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N1,點詞查義。

N1 · 挑戰 · 新字新假名 · 325,249 字 · 653 頁

青空文庫

曹操は、中央の式殿に、悠揚と陣座をとって、腹心の大将や武士に、十重二十重、護られていた。

蔡夫人は、子の劉※(「王+宗」、第3水準1-88-11)に代って、故劉表の印綬と兵符とを、錦の布につつんで、曹操の手へあずけた。

「神妙である。いずれ、劉※(「王+宗」、第3水準1-88-11)には、命じるところがあろう」

曹操は、それを納め、諸員、万歳を唱えて、入城の儀式はまず終った。式がすむと彼は、まず荊州の旧臣中から越をよび出して、

「予は、荊州を得たことを、さして喜ばんが、いま足下を得たことを衷心からよろこぶ」

といって――江陵の太守樊城侯に封じた。

以下、旧重臣の五人を列侯に封じ、また王粲や傅巽を関内侯に封じた。

それから、ようやく、劉※(「王+宗」、第3水準1-88-11)にむかって、

「あなたは、青州へ行くがよい。青州の刺史にしてあげる」と至極、簡単に命じた。

劉※(「王+宗」、第3水準1-88-11)は、眉を悲しませて、

「わたくしは、官爵に望みはありません。ただいつまでも亡父の墳墓のあるこの国にいたい」

と、哀訴した。

曹操は、にべもなく、かぶりを振って、