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さんごくし

三国志(五)

吉川 英治

線上閱讀吉川 英治《三国志(五)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N1,點詞查義。

N1 · 挑戰 · 新字新假名 · 325,249 字 · 653 頁

青空文庫

(どうしたのか?)

怪しんでいると、許※(「ころもへん+睹のつくり」、第3水準1-91-82)は、甲も戦袍も脱ぎ捨てて、赤裸になるやいな、

「さあ、来い」

ふたたび大刀をひっさげて現れてきた。

その間に、馬超も、汗を押しぬぐい、新しい槍を持ちかえて、一息入れていた様子。――たちまち、砂塵を捲いて、霹靂に似た喚きに狂う龍虎両雄の、三度目の一騎討ちが始まった。

威震八荒の許※(「ころもへん+睹のつくり」、第3水準1-91-82)、

「おうっッ」

と、吠えて、馬上、相手へ迫ると、馬超もまた、壮年悍勇、さながら火焔を噴くような烈槍を、りゅうりゅう眼にもとまらぬ早業で突き捲くってくる。

一刀、かつんと、槍の柄に鳴った。――馬超、さッと引く。許※(「ころもへん+睹のつくり」、第3水準1-91-82)ふたたび振りかぶる。

「やおうッ」

身をかわしざま、馬超は、敵の心板を狙って、猛烈に突いた。

「くそっ」と牙を咬んで、許※(「ころもへん+睹のつくり」、第3水準1-91-82)はそれを横に払い、刀を地に投げるや否、退く槍の柄をつかんで、ぐいと、小脇に挟んでしまった。

奪られじ。