轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
しぶえちゅうさい
渋江抽斎
「大阪毎日新聞」「東京日日新聞」1916(大正5)年1月13日~5月17日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 166,525 字 · 334 页
警察署長佐藤某がいる。郡長竹本元※がいる。巡査数人がいる。佐藤はこういうのである。「武田さんは進取社の事のために殺されなすったかと思われます。渋江さんも御用心なさるが好い。当分の内巡査を二人だけ附けて上げましょう」というのである。
保は彼の小結社の故を以て、刺客が手を動したものとは信ぜなかった。しかし暫くは人の勧に従って巡査の護衛を受けていた。五百は例の懐剣を放さずに持っていて、保にも弾を填めた拳銃を備えさせた。進取社は準平が死んでから、何の活動をもなさずに分散した。
保は『横浜毎日新聞』の寄書家になった。『毎日』は島田三郎さんが主筆で、『東京日々新聞』の福地桜痴と論争していたので、保は島田を助けて戦った。主なる論題は主権論、普通選挙論等であった。
普通選挙論では外山正一が福地に応援して、「毎日記者は盲目蛇におじざるものだ」といった。これは島田のベンサムを普通選挙論者となしたるは無学のためで、ベンサムは実は制限選挙論者だというのであった。そこで保はベンサムの憲法論について、普通選挙を可とする章句を鈔出し、「外山先生は盲目蛇におじざるものだ」という鸚鵡返の報復をした。