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さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《三国志(三)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 312,452 字 · 628 頁
それより前に、孫策は、兵船数十艘をととのえて、長江に泛かみ出て、舳艫をつらねて溯江して来た。
「オオ、牛渚だ」
「物々しい敵の備え」
「矢風にひるむな。――あの岸へ一せいに襲せろ」
孫策を始め、子衡、周瑜などの将は、各※(二の字点、1-2-22)、わが船楼のうえに上って、指揮しはじめた。
陸地から飛んで来る矢は、まるで陽も晦くなるくらいだった。
舷を搏つ白浪。
岸へせまる鬨の声。
「つづけや、我に」
とばかり早くも孫策は、舳から陸地へ跳び降りて、むらがる敵のうちへ斬って入る。
「御曹司を討たすな」と、他の船からも、続々と、将兵が降りた。また、馬匹が上げられた。
味方の死骸をこえて、一尺を占め、また死骸をふみこえて、十間の地を占め――そうして次第に全軍は上陸した。
中でも、その日、目ざましい働きをしたのは孫策軍のうちの黄蓋だった。
彼は、敵将張英を見つけて、
「ござんなれ」と、奔馬をよせて斬りかけた。
張英も豪の者、
「なにを」と、喚きあって、力戦したが、黄蓋にはかなわなかった。馬をめぐらして急に味方の中へ逃げこむと、総軍堤の切れたように敗走しだした。
ところが。