輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《三国志(三)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 312,452 字 · 628 頁
二
玄徳は、かさねがさねの好意に、深く礼をのべて立ったが、別れる間際に、曹操は、
「時来れば、君の仇を、君と協力して討ちに行こう」と、ささやいた。
勿論、曹操の胸にも、いつか誅伐の時をと誓っているのは、呂布という怪雄の存在であった。
「…………」
玄徳は、唯々として、何事にも微笑をもってうなずきながら任地へ立った。
ところが、曹操の計画だった呂布征伐の実現しないうちに、意外な方面から、許都の危機が伝えられだした。
許都は今、天子の府であり、曹操は朝野の上にあって、宰相の重きをなしている。
「この花園をうかがう賊は何者なりや!」と、彼は憤然と、剣を杖として立ち、刻々、相府へ馳けこんでくる諜報員の報告を、厳しい眼で聞きとった。
二
この許昌へ遷都となる以前、長安に威を振っていたもとの董相国の一門で張済という敗亡の将がある。
先頃から董一族の残党をかりあつめて、
王城復古
打倒曹閥
の旗幟をひるがえし、許都へ攻めのぼろうと企てていた一軍は、その張済の甥にあたる張繍という人物を中心としていた。
張繍は諸州の敗残兵を一手に寄せて、追々と勢威を加え、また、謀士賈を参謀とし、荊州の太守劉表と軍事同盟をむすんで、宛城を根拠としていた。