輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

さんごくし

三国志(三)

吉川 英治

線上閱讀吉川 英治《三国志(三)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 312,452 字 · 628 頁

青空文庫

五

玉璽というのは、帝のご印章であろう、それならここでお手ずから彫らばすぐ間に合うではないかと無茶なことをいう。

「荊棘の木を切って来よ」

帝は、求められて、それを印材とし、彫刀もないので、錐をもって、手ずから印をお彫りになった。

李楽は、大得意だった。

子分たちの屯している中へ来て手柄顔に、わけを話し、「さあ、てめえには、御史をくれてやる。汝れは、校尉ってえ官職につかせてやろう。なおなお、おれのために、働けよ。――今夜はひとつ祝え。なに、酒がねえと。どこか村へ行って探して来い。たいがい床下をはがしてみると、一瓶や二瓶は出てくるものだ」

醜態暴状、見てはいられない。

ところへ、河東の太守王邑から、些細な食物と衣服が届けられた。――帝と皇后は、その施しでようやく、飢えと寒さから救われた。

五

前に。

帝の一行と別れて、ただ一名、李や郭に会って兵をやめるよう勧請してみる――と、途中から去った太僕韓融は、やがて、大勢の宮人や味方の兵をつれてこれへ帰って来た。

すぐ闕下に伏して、

「ご安心ください。彼らも、私の勧告に従って、兵戦を休め、沢山な捕虜をみな放してよこしました」