輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

さんごくし

三国志(三)

吉川 英治

線上閱讀吉川 英治《三国志(三)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 312,452 字 · 628 頁

青空文庫

仲秋荒天

一

しかし、また一方、

「かならず怒り立って、攻め襲うて来るにちがいない」

とも思われたので、大江の沿岸一帯に兵船をうかべ、いつでもござんなれとばかり備えていた。

ところへ、許都の曹操から使者が下って、天子のみことのりを伝え、孫策を会稽の太守に封じた。

孫策は、詔をうけたが、同時に曹操からの要求もあった。

いやそれは朝命としてであった。

――直ちに、淮南へ出兵し、偽帝袁術を誅伐せよ。

という命令である。

もとより拒むところでない。玉璽をあずけた一半の責任もある。孫策は、

「畏まりて候」と、勅に答えた。

許都の使いが帰った日である。

呉の長史――孫策の家老格である張昭は彼に目通りしていった。

「唯々とご承諾になったようですが、何といっても淮南は豊饒の地、袁一族は名望と伝統のある古い家柄です。先ごろ呂布と一戦してやぶれたりといえども、決して軽々しく見ることはできません。――それにひきかえ、わが呉は、新興の国です。鋭気や若さはありますが、財力、軍の結束などまだ足りません」

「やめろというのか」

「勅を拝して、今さら命に背けば、異心ありとみなされます」

「では、どうする?」