輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《三国志(三)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 312,452 字 · 628 頁
その間に、幕下の曹仁は、手勢三千余騎をさずけられて、間道を縫い、目ざす小沛の城へ、搦手から攻めかけていた。
小沛から徐州へ――
ひんぴんとして伝令は馳けた。
呂布は、徐州に帰っていた。
州から帰って、席あたたまるいとまもなく、眉に火のつくような伝令また伝令のこの急場に接したのであった。
「小沛は徐州の咽喉だ。自身参って、防ぎ支えねばならん」
彼は、陳大夫、陳登の父子をよんで、防戦の策を計り、陳登は、われに従え、陳大夫は残って徐州を守れと命じた。
「心得ました」
父子は、呂布の前をさがると、城中人馬の用意に物騒がしい中を、いつも密談の場所としてある真っ暗な一室にかくれて、ささやき合っていた。
「父上、呂布の滅亡も近づきましたな」
「ウム。いよいよわしら父子の待ってる日が来た」
「幸いに、私は、彼に従って、小沛へ行きますから、戦の出先で、ある妙計を施します。――その結果、呂布が曹操に追われて、徐州へ逃げてくるかも知れませんが、その時こそ、父上は城門を閉じて、呂布を断じてこの城へ入れないで下さい。よろしゅうございますか」
陳登は、かたく念を押したが、陳大夫は、すぐうんとはうなずかなかった。