輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《三国志(一)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 309,839 字 · 622 頁
ひとつ貴下の手勢をもって、急に援軍におもむいてもらえまいか。
賊の張梁・張宝の二軍が敗れたりと聞えれば、自然、広宗の賊軍も、戦意を喪失し、退路を断たれることをおそれて、潰走し始めることと思う。
「玄徳殿。行ってもらえまいか」
盧植の相談であった。
「承知しました」
玄徳は、もとより義をもって、旧師を援けにきたので、その旧師の頼みを、すげなく拒む気にはなれなかった。
即刻、軍旅の支度をした。
手勢五百に、盧植からつけてくれた千余の兵を加え、総勢千五百ばかりで、潁川の地へ急いだ。
陣地へ着くと、さっそく官軍の将、朱雋に会って、盧植の牒文を示し、
「お手伝いに参った」とあいさつすると、
「ははあ。何処で雇われた雑軍だな」と、朱雋は、しごく冷淡な応対だった。
そして、玄徳へ、
「まあ、せいぜい働き給え。軍功さえ立てれば、正規の官軍に編入されもするし、貴公らにも、戦後、何か地方の小吏ぐらいな役目は仰せつかるから」
などともいった。
張飛は、
「ばかにしておる」
と怒ったが、玄徳や関羽でなだめて、前線の陣地へ出た。
食糧でも、軍務でも、また応対でも、冷遇はするが、与えられた戦場は、もっとも強力な敵の正面で、官軍の兵が、手をやいているところだ。