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さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《三国志(一)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 309,839 字 · 622 頁
また、別の一手は。
これは十五万と算えられ、董卓自身が率いて、虎牢関の固めにおもむいたのである。
董卓を守る旗本の諸将には、李儒、呂布をはじめとして、張済、樊稠などという錚々たる人々がいた。虎牢関の関は、洛陽をへだたること南へ五十余里、ここの天嶮に、十万の兵を鎮すれば、天下の諸侯は通路を失うといわれる要害だった。
董卓は、そこに本陣を定めると、股肱の呂布をよんで、
「そちは関外に陣取れ」
と、三万の精兵を授けた。
この要害に、董卓自ら守りに当って、十二万の兵を鎮し、さらに三万の精兵を前衛に立てて、万夫不当といわれる呂布をその先手に置いたのであるから、まさに金城鉄壁の文字どおりな偉観であった。
かく、十州の通路を断たれて、諸侯が各※(二の字点、1-2-22)その本国との連絡を脅かされてきたので、寄手の陣には、動揺の兆しがあらわれた。
「由々しいこととなった。今のうちに、謀を議して、方針を示しておこう」
袁紹は、曹操へ耳打ちした。
曹操も、同感であるとて、さっそく評議をひらき、軍の方針を明らかにした。
敵が、二手となって、南下して来たので、当然、こちらの兵力も二手とした。