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さんごくし

三国志(一)

吉川 英治

線上閱讀吉川 英治《三国志(一)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 309,839 字 · 622 頁

青空文庫

黄祖は、※(「灰/皿」、第3水準1-88-74)も捨て、ついには、馬までおりて、徒歩の雑兵たちの中へまぎれこんで、危うくも、一つの河をわたり、※(「登+おおざと」、第3水準1-92-80)城の内へ逃げ入った。

この一戦に、荊州の軍勢はみだれて、孫堅の旗幟は十方の野を圧した。

孫堅は、ただちに、漢水まで兵をすすめ、一方、船手の軍勢を、漢江に屯させた。

×     ×     ×

「黄祖が大敗しました」

早馬の使いから、次々、敗報をうけて、劉表は色を失っていた。

良という臣が云った。

「この上は、城を固めて、一方、袁紹へ急使をつかわし、救いをお求めなされるがよいでしょう」

すると、蔡瑁は、

「その計、拙し」と反対して、「敵すでに城下に迫る。なんで手をつかねて生死を他国の救いに待とうぞ。それがし不才なれど、城を出て、一戦を試みん」と豪語した。

劉表も、それを許した。

蔡瑁は、一万余騎をひきいて、襄陽城を発し、山(湖北省・襄陽の東)まで出て陣を張った。

孫堅は、各所の敵を席捲して、着々戦果を収めて来た勢いで、またたちまち、※(「山+見」、第3水準1-47-77)山の敵も撃破してしまった。