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さんごくし
三国志(一)
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《三国志(一)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 309,839 字 · 622 頁
「裏切者っ」と、突然、首を刎ねた。
同僚の張済は驚きのあまり床へ坐って、慄えおののいてしまった。李※(「にんべん+確のつくり」、第4水準2-1-76)は、彼を扶け起して、
「君にはなんの科もない。樊稠はきのう戦場で、敵の韓遂を故意に助けたから誅罰したのだ」といった。
樊稠のことを叔父に密告したのは李※(「にんべん+確のつくり」、第4水準2-1-76)の甥の李別という者だった。李別は、叔父に代って、
「諸君、こういうわけだ」と、樊稠の罪を、席上の将士へ、大声で演舌した。
最後に、李※(「にんべん+確のつくり」、第4水準2-1-76)はまた、張済の肩をたたいて、
「今も甥がいったようなわけで樊稠は刑罰に附したが、しかし、貴公はおれの腹心だから、おれは貴公になんの疑いも抱いてはおらんよ。安心し給え」
と、樊稠隊の統率を、みな張済の手に移した。
秋雨の頃
一
諸州の浪人の間で、
「近ごろ州の曹操は、頻りと賢を招き、士を募って、有能の士には好遇を与えるというじゃないか」と、もっぱら評判であった。
聞きつたえて、※(「亠/兌」、第3水準1-14-50)州(山東省西南部)へ志してゆく勇士や学者が多かった。