輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《三国志(三)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 312,452 字 · 628 頁
と、奏上した。
あの暴将の李と郭が、一片の勧告でよくそんな神妙に心をひるがえしたものだ――と人々は怪しんだが、韓融からだんだん仔細をきいてみると、
「いや、彼らの良心よりも、飢饉の影響が否応なく、戦争をやめさせたのだ」
と、いうことであった。
秋から冬にかかってくると、その年の大飢饉は、深刻に、庶民の生活に現れてきた。
百姓たちは、棗を採って咬んだり、草を煮て、草汁を飲んでしのいだり、もうその草も枯れてくると枯草の根や、土まで喰ってみた。ここ茅屋の宮廷も、にわかに宮人が増して帝のお心は気づよくなったが、さしあたって、朝官たちの食う物に窮してしまった。
「洛陽へ還ろう」
帝は、しきりに、仰せられた。
すると、李楽がいつも、
「洛陽へ行っても、この飢饉は同じことだ」と、反対を唱えた。
しかし、朝臣の総意は、
「かかる狭小な地に、長く聖駕をお駐めするわけにはゆかぬ。洛陽は古から天子建業の地でもあれば――」と皆、還幸を望んでいた。
が、どうも李楽ひとりが、頑張るのでいつも評議はぶっこわしになる。
そこで、一夜、李楽が手下をつれて、また、村へ酒や女を捜しに行った留守の間に、かねて計り合わせていた朝臣や侍側の将たちは、にわかに御車をひき出し、