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さんごくし
三国志(三)
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《三国志(三)(さんごくし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 312,452 字 · 628 頁
「洛陽へ還幸」
と、触れだした。
楊奉、楊彪、董承の輩が、御車を守護しつつ、闇を急いだ。――そして、幾日幾夜の難路を急ぎ、やがて箕関(河南省・河南附近)という所の関所にかかると、その夜もすでに四更の頃、四山の闇から点々と松明の光が閃めき迫って来て、それが喊の声に変ると、
「李※(「にんべん+確のつくり」、第4水準2-1-76)、郭※(「さんずい+巳」、第3水準1-86-50)、この所にて待ち伏せたり」と、いう声が四方に聞えた。
楊奉は、おどろく帝をなぐさめて、
「いやいや何条、李※(「にんべん+確のつくり」、第4水準2-1-76)や、郭※(「さんずい+巳」、第3水準1-86-50)がこんな所に出現しましょう。察するところ、李楽がいつわって、襲うて来たにちがいありません。――徐晃徐晃、徐晃やある」と呼ばわった。
「これにいます」
徐晃は、御車のうしろで答えた。楊奉は、命じて、
「殿軍は、汝にまかせる。きょうこそ、堪忍の緒をきってもよいぞ」と、いった。
「あっ」と、徐晃は歓び勇んで、
「お先へ、お先へ」と、御車を促した。
そして自身は、そこに踏みとどまり、やがて李楽が追いかけて来ると、馬上、大手をひろげて、