輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
しんらん
親鸞
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《親鸞(しんらん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 566,138 字 · 1127 頁
五
しかる所、近来浅学小才に慢じ、事ごとに、山令に誹議を申したて、あまっさえ、範宴少納言入壇の式に、その礼鐘の役目を故意に怠り、仏法を滅するものは仏徒なりなど狂噪暴言を振舞うこと、重々罪科たるべきに附、ここに、百日の禁縛を命じ、謹しんで、山霊に業悪を謝せしむる者なり
西塔諸院奉行
「おわかりでしょう。怖ろしい悪魔です。近づかない方が、お身のためです」
五
しかし、範宴は、
「かわいそうじゃ」と、かぶりを振って、肯かないのである。
性善坊が止める手を退けて、牢のそばへ、走り寄っていた。そして、懐かしげに、
「寿童どの」と、声をかけた。朱王房は、かっと、闇の中からにらみつけて、
「十八公麿、おぼえておれ、よくもこの俺を、土牢へいれたな」性善坊は聞くに耐えないで、
「だまれっ」と側からいった。
「――お師さまには、何もご存じないことだ。糺命されたのは、汝の自業自得ではないか」
「いや、貴様たちが、手を下したのも、同様だ。恨みは、こんどのことばかりではない、糺の原でも、あの後で、野火のことを、六波羅の庁に、訴えたろう」
「根も葉もないことを」
「いやいや、幼少の時に、俺が、日野の館へ、石を投げこんだことを遺恨に思って、それから後は、事ごとに、貴様たちが、わしの一家を陥れようと計っていたに違いない。