Japanische Klassiker mit Furigana
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げんだいやくろんご
現代訳論語
下村 湖人
Lesen Sie 現代訳論語 (げんだいやくろんご) von 下村 湖人 (しもむらこじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 127.327 Zeichen · 256 Bildschirme
七(二六〇)
八(二六一)
七(二六〇)
顔渕が死んだ。父の顔路は彼のために外棺を造ってやりたいと思ったが、貧しくて意に任せなかった。そこで先師に願った。――
「先生のお車をいただけますれば、それを金にかえて、外棺を作ってやりたいと存じますが……」
すると先師はいわれた。――
「才能があろうとなかろうと、子の可愛ゆさは同じだ。私も子供の鯉が死んだ時には、せめて外棺ぐらい作ってやりたい気がしないでもなかった。しかしついに内棺だけですますことにしたのだ。私がその時、徒歩する覚悟にさえなれば、車を売って外棺を作ってやることも出来ただろう。しかし、私が敢てそれをしなかったのは、私も大夫の末席につらなっているので、職掌から、徒歩するわけに行かなかったからなのだ。」
○ 顔路==顔渕の父で、孔子がはじめて教育に従事した時の最初の門人であつた。顔渕の父としては、よほど不肖の父であつたらしい。
○ 鯉==孔子の子。字は伯魚。わかくして死んだが、孔子の子としては不肖の子であつたらしい。因みに、孔子は妻にめぐまれず子にめぐまれない人であつた。
八(二六一)
顔渕が死んだ。先師がいわれた。――
「ああ、天は私の希望を奪った。