Japanische Klassiker mit Furigana
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げんだいやくろんご
現代訳論語
下村 湖人
Lesen Sie 現代訳論語 (げんだいやくろんご) von 下村 湖人 (しもむらこじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 127.327 Zeichen · 256 Bildschirme
八(一九二)
九(一九三)
一〇(一九四)
死にいたるまでその任務はつづく、何と遠いではないか。」
八(一九二)
先師がいわれた。――
「詩によって情意を刺戟し、礼によって行動に基準を与え、楽によって生活を完成する。これが修徳の道程だ。」
九(一九三)
先師がいわれた。――
「民衆というものは、範を示してそれに由らせることは出来るが、道理を示してそれを理解させることはむずかしいものだ。」
○ 本章は「由らしむべし、知らしむべからず」という言葉で広く流布され、秘密専制政治の代表的表現であるかの如く解釈されているが、これは原文の「可」「不可」を「可能」「不可能」の意味にとらないで、「命令」「禁止」の意味にとつたための誤りだと私は思う。第一、孔子ほど教えて倦まなかつた人が、民衆の知的理解を自ら進んで禁止しようとする道理はない。むしろ、知的理解を求めて容易に得られない現実を知り、それを歎きつつ、その体験に基いて、いよいよ徳治主義の信念を固めた言葉として受取るべきである。
一〇(一九四)
先師がいわれた。――
「社会秩序の破壊は、勇を好んで貧に苦しむ者によってひき起されがちなものである。しかしまた、道にはずれた人を憎み過ぎることによってひき起されることも、忘れてはならない。