Japanische Klassiker mit Furigana
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げんだいやくろんご
現代訳論語
下村 湖人
Lesen Sie 現代訳論語 (げんだいやくろんご) von 下村 湖人 (しもむらこじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 127.327 Zeichen · 256 Bildschirme
一八(三五〇)
管仲は捕虜となつて罪を謝しようとしたが、腎臣鮑叔牙の取りなしで、却つて斉の宰相に任ぜられた。
一八(三五〇)
子貢がいった。――
「管仲は仁者とはいえますまい。桓公が公子糾を殺した時、糾に殉じて死ぬことが出来ず、しかも、桓公に仕えてその政を輔佐したのではありませんか。」
先師がこたえられた。
「管仲が桓公を輔佐して諸侯聯盟の覇者たらしめ、天下を統一安定したればこそ、人民は今日にいたるまでその恩恵に浴しているのだ。もし管仲がいなかったとしたら、われわれも今頃は夷狄の風俗に従って髪をふりみだし、着物を左前に着ていることだろう。管仲ほどの人が、小さな義理人情にこだわり、どぶの中で首をくくって名もなく死んで行くような、匹夫匹婦のまねごとをすると思ったら、それは見当ちがいではないかね。」
○ 覇者==覇は諸侯の長。力をもつて天下の実権を握る人。王者とは異る。孟子によると、天命をうけ徳をもつて天下を治めるのが王道であり、力を以て天下を私するのが覇道である。
○ 本章は前章と共に管仲の人物論であるが、孔子のかような意見には古来かなりの反論がある。孔子自身としても、伯夷・叔斉を絶讃しているのだから(參照一六一章)矛盾なしとはいえない。