Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

ja-reading.com

Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

チベットりょこうき

チベット旅行記

河口 慧海

Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas

Aozora Bunko

という話です。

で、そのほかの入牢されて居る人はどういう様子かというと「外の人には実際遇って見ないから分らないけれども、ツァ・ルンバの様子を見ると痩せ衰えて余程困ったらしい。そのはずだろう、一日置きにぶん擲ぐられるから」という話を聞いていよいよ私は辛くなりました。このクショ・ロケラという人は決して嘘を吐くような人でないから、いよいよその事の事実である事を確かめて真に心を痛めました。その夜思わず「チベット獄裡の友を懐う」という歌が出来ました。

聞くにもつらしいふもうし、まして筆もてしるさむは、いと傷ましき業なれど、後に忍ばんたよりとも、思ふ心に水茎の、あとに斯くこそ遺すなれ

思へば六とせそのかみに、妙の御法ををさめんと、わが故郷を後にして、深雪の山に旅寝して、ボウダの国に入りにしが、今また雪の山に来て

ボウダの国のわが友の、思ひも寄らぬまがつみに、かゝりて今は石壁の、ひとやのうちに縛られて、われの故にぞ苦しむと、聞く憂事のあぢきなき

いとゞ寒さのきびしきに、雪の都の高塀の、日影もらさぬ石牢に、しとねもあらぬ板の間に、こゞえ縮みつ苦しまん、友をおもへばたゞ涙