Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
第九十二回 法王の選定
法王政府の神下し
すなわち仮にこの世に化けて来たところの身という意味から化身という。ところでチベットではただ仏や菩薩が化身して来るというだけでなくって、ちょっとしたラマもやはり死ぬというと、今度また生れ変って来て世のために働くという信仰があるので、その化身についても昔の化身と今の化身とは余程違って居るです。昔のは歴史上に残って居るだけで、現に私が観察して来た訳でございませんから、果たして確実なりや否やは保証することは出来ませんけれども、チベットにおいて確実なりとせられて居る歴史により古い事は止して、中古に起ったところの化身について申しましょう。
第九十二回 法王の選定
法王政府の神下し 今より四百年ばかり以前にゲンズン・ツブという人があった。そのゲンズン・ツブは新教派の開山のジェ・ゾンカーワの弟子であるが、このゲンズン・ツブが逝れる時分に、乃公は今度どこそこに生れて来るといったそうです。ところがその名指した場所に生れた者があって、生れて暫くすると自分の寺に帰りたいといい出した。
その寺とはどこかと聞くと、タシ・ルフンプー寺であるといったそうです。してみればゲンズン・ツブの生れ変りに違いない、なぜならば遺言とその子供の言うこととが一致して居るから、というて連れて来て育てることになり、だんだん生い育ったところでそれが第二の法王に