Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
五代の法王みな毒殺
けれどもそれよりは政略的の考えが非常に多い。そして最も怖れて居るのは英国であって、その英国を禦ぐにはどうしたらよいか、英国がこのチベットを取ろうという考えを持って居る、その鋒先はどういう風に禦いだらよかろうかということを、始終考えて居られるようです。それは私がその後いろいろ研究した結果によってそういう事が分りましたので、それでまた御自分を守るという思想にも余程富んで居る。もし自分を守る思想が乏しかったならば、この法王はもはやとっくに近臣のために毒を盛られて殺されて居ったに違いない。ところがなかなか機敏で法王自身がその身を守ることの注意が深いところから、どうしても近臣の者が毒を盛っても大抵はその罪悪を見破られて、罪に陥る者がこれまで度々あったです。そういう点から見てもなかなか智慮に富んで居る法王であることはよく分る。
五代の法王みな毒殺 これまでチベットで八代から十二代に至る五代の法王というものは、歳二十五まで生きて居られたお方は一人もないのです。今の法王は十三代目でありますが、八代から前十二代までは十八歳で毒のために殺されたとか、二十二で毒殺されたとかいうお方ばかりです。