Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
巌窟中の坐禅
殊に人の居らぬ所が多いから到底無事に行かれはしない。この通り御覧なさい。これから幾里の間どこにもテントの張ってある所は見えない位だから、とても案内者を見付けて上げることは出来ません」とこういう訳。それから私があなたはカン・リンボチェの方に行かれたことがあるかと言ったら、二、三度参詣したという。これから道があるかというといや道のある方に行こうと思うと廻り路になる、道のない所から行ける場所がある、どうしても行きたいというなら私がその道を説明して上げるからお聞きなさい。この山を下へ降ると大きな川がある。その川を渡ってこういう風に行くんだと綿密に教えてくれた。まずこれで二、三日行くだけの道順が分ったという訳。
巌窟中の坐禅 それからその晩は窟の中で坐禅をやりました。その坊さんもやはり坐禅をやると言う始末。十二時頃にころりと寝ました。よい気持で眼が覚めて見ますともうその坊さんは起きてからに表の方で火を拵えて茶などを沸して居るです。私も早速起き上って当り前なら口を漱ぐところでありますが、口も漱がず眼をこすりながらお経を読むという訳です。それがまあチベット人の風俗、臭い口でお経を読むのは誠に辛いけれど、そうやらんではチベットのラサから来たということを信用されない。