Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
チベット第三の都会
馬に乗り山間の谷川に沿うて降って行くと十里半にしてツァナンという村に着いた。この十里の間に低い山の谷筋を伝うて行くのですから少しも雪峰を見ることが出来ない。チベットでは道中雪山を見なければ景色の味というものはほとんどない位のものですから実に淋しいです。ツァナンに一宿し翌五日乗馬してギャンチェという駅に着きました。この駅は
チベット第三の都会 ここにパンコル・チョェテンという大きな寺があって、僧侶も千五百人程居ります。その寺の会計長で法王政府から派遣されている勅任の官吏がある。この人は老尼僧の姪の聟さんで私と一緒に大臣の宅に住居して居たのでごく心安い人でありますから、私はそこへ尋ねて行ったところが大変悦びました。その住んで居る家は寺内の横に在る大きな家で家名をセルチョクという。
主人は私に十日も二十日も遊んで居ったらよかろうという呑気な事を言って居りましたが、私は巡礼に出掛けるので明日出立するといったところが、ここから出立して行くには入用の物を買って行かないと道で非常に困るといいますし、自分もまたパンコル・チョェテン(聖廻塔)という寺も一遍拝観したいと思いましたから一日そこへ逗留したです。