Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
第百三十一回 五重の関門
盗難の判断
この辺は麦も小麦も何にも出来ない、全く西北の曠原地と同じ事で牧畜しか出来ない土地です。牧畜も冬になればほとんど出来難いので他へ移転する者もある位です。しかしこのラハム・ツォという湖水には七寸以上一尺二寸までの魚が沢山居る。其魚を捕る漁師がありまして夏の間はこの湖水へ来て漁をして売りもしあるいは乾して冬の食料に当てますが、冬はこれらの漁師はチベットの中央地方へ乞食に出掛けるのです。いわゆる夏は漁師で冬は乞食、そういう人間が大分この辺に居るそうです。
第百三十一回 五重の関門
盗難の判断 六月九日やはり湖辺に沿い乗馬して南の方へ出掛けました。ところがテンバはまた妄想を起したです。もはや明日はパーリーという第一の関門へ着くので、事もし発覚すればおのれも捉えられて獄裡の憂目を見なければならぬという怖れを懐いたからでしょう。彼は私に向い「この間あなたに申し上げたところが間道を取るには及ばぬと仰しゃったけれども一体つまらぬじゃございませんか。間道とてもそれほど道も困難じゃない。私は二度通ったからよく知って居るが、一人でさえそんなに猛獣などが出て来て害しはしない。