Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
野宿の炊事
稽古には随分困りました
その時はちょうど四時頃でもう一歩も動けない。ここで泊るより仕方がない。それにまた早くその辺へ野宿と極め込んでまずヤクの糞とキャンという野馬の糞を拾う必要がある。それを薪にするのでござります。
野宿の炊事 荷物をある場所へ置きまして例のチベット服の大きな裾を上の方に袋形に端折ってその袋の中へ糞を拾い溜めて来たです。で中位の石を三つ集めて五徳の足のような具合に置いてそこで集めて来た糞を塀のような具合に組み立てるのです。それから糞の最も乾いた奴を手で練って粉にして真ん中にふっさりと置くのです。そのふっさりとしたる間へ火口に似た木の葉で拵えたものを入れてそれから日本の昔の流儀で燧火石を打って火を移すのです。そうして皮の鞴でぼつぼつと風を送るんです。その送り加減がなかなかむつかしい。私はその
稽古には随分困りました 火を拵えるに大変長く掛るところがある。もちろんよく乾いて居るヤクの糞を入れると火が早く出来るがどうかして湿って居ると半日掛っても出来ない。それで非常に困難する事があった。ヤクですが、それは北海道で馬を飼って居るように飼放しにしてあるのですから糞を拾うには不自由はない。