Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
土地と巡礼の心
すなわち水蕈、黄色蕈が樹もないのにその湿地に生じて居る。その蕈が非常にうまいからというので同行の女たちは取って参りバタで揚げて塩を掛けて喰いますと成程真にうまいものであったです。どうもこの辺は大分霊跡から離れて居りますので、
土地と巡礼の心 その宿主(巡礼者)らのいうにはもはや我々の本業を始めんければならぬとこういい出したです。その仕事は何であるかというに遊猟に出掛けるという。この辺に住んで居る鹿を撃ちに行きますので、ただそれだけなら当り前ですけれども都合次第ではその三人の兄弟が出掛けてからに良い旅人を撃ち殺して物を取って帰るのじゃないかという疑いもあったです。何気なく進んで参りましたがどうも私の身も大分危ないように感じましたから何とかしてこの人らと離れなければならん。しかしながら突然逃げ出したならばかえって彼らの疑いを受けて殺されるようになるかも知れんから、何とかよい方法が付けばよいがと思いながらその翌日ある山の端に着きました。ところが同伴の者は自分の眼の前でチャンクーという獣を発砲して殺しました。しかもそれを喰うためではない全く慰みに殺したのです。