Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
モンラム
それからチベット人はなかなか懸値をいう。始めから一定の値段で売るなどということはラサ府ではどこの店にもない。必ず懸値をいうにきまって居る。信用ある店ですと一割か二割位の懸値ですが、それ以下の店では倍、三倍あるいは相場の分らん物は五倍、六倍にもいうことがあるです。で、その品物を売買する時のモンラム(願い事)が面白い。
モンラム この品をあなたがお求めになって病気もなくまた煩いもなく無事月日を送り、家運ますます繁昌してかくのごとき品を沢山お求めなされて、ついに多くの家倉を建てらるるようにならんことを願います、といって品物を渡します。それは普通の事ですがお経を売った時のモンラムはなおさら面白い。経文は大抵僧侶に売るのですから僧侶に対してその書物を恭しく自分の頂まで両手で持上げ、「あなたがこの経文をお求めになってこの経文の真意をよく解するのみならず、その正しき意味のごとく実行せられ、そしてその智慧と道徳とをますます進めてついに一切衆生の大帰依主となり、この経典によってますます一切衆生を利益せられよかし」と熱心に願い立ててその品物を渡しますと、客人は例の垢だらけの銀貨をちょっと舐め、それから自分の襟でその銀貨を拭いて、そうして一応其貨をよく検めてからさも惜しそうに渡します。