Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
第百回 願文会
幾万の燈明
雪に映ずる初日の美しさに加えてわが窓の向うなるセラ大寺の広庭には幾羽の鶴が徐ろに歩みつつ幾声となく叫んで居る。その景色の壮麗なることは景色好きのわが国人に見せてやりたい程の心地がしました。殊に法華経を読んで居る暁に鶴の声を聞き実にめでたいというところから、
うたひつる声に明けゆく高の原
あづまの君の千代やことぶく
たへづるや妙のみのりの花の庭に
妙のこゑもてみのりことぶく
と詠じましてそれで一月一日をめでたく過ごしました。
第百回 願文会
幾万の燈明 一月四日即ちチベット暦の十一月二十五日から、サンジョェということが始まったです。この日は新教派の開山ジェ・ゾンカーワのお逝れになった日で大変な騒ぎ、チベット人はみな家屋の上で百の燈明、千の燈明を供養するのですから、ラサの市中、セラの大寺、ガンデンの大寺、それからその間の村々の家の屋根には幾千幾万の燈明が上って居てその美しさは喩えようがない。この日は沢山御馳走を拵えてそうして昼のうちはみな遊び戯れて踊りを踊る、歌を謡う、それはそれは誠に陽気な日です。
しかしここに一つ随分困ることがある。このサンジョェを行うためにラサ府の人達は大抵自分の家へ出て来る目上の人に対して金をくれと、それはこの十一月十日過ぎから乞いますので、サンジョェのために乞食をするのは当り前だ