Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
禿山の怪獣
すなわち此城はそのいわゆる遊牧民の襲撃を防ぐために備えてある城と見える。そこには税品を取り立てる所もあるです。この日はちょうど六里ばかり歩きましたがその夜も同じく文典の講義をなし(以下同様)、翌日同じような山の原を東南に進んで行くこと三里ばかりにして左側にチョモ・ラハリという大きな雪山がありました。その雪山の麓を向うへ通り抜けて東南に二里ほど行って泊りましたがその日は別に話すこともない。その翌九日また同じような枯れた淋しい山中を東南に進んで行くこと六里半にしてある山を踰えて谷間に着きました。
禿山の怪獣 ところが向うの方に非常に大きな動物が見えた。ヤクの形に似て居るが確かにヤクでないことは解って居る。早速何かといって尋ねますと彼獣はチベット語に「ドンヤク」とて山ヤクという非常に恐ろしいもので大きさは通常のヤクの二倍半あるいは三倍、背の高さはおよそ七尺、しかし象ほどはない。じろりとこちらを眺めて居るその眼は実に恐ろしい。その角の根元の廻りが二尺五、六寸で長さが五尺ばかり、太さは二尺五、六寸もあります。これはその後ラサ府で山ヤクの角を見た時分ったのでその時に測量して知った訳ではない。