Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
もと来た高原
第四十三回 眼病の難
雪中の飢渇
これが一番雪の中で寝るにはいいようであります。その翌日起きると雪は非常に積って居るけれどももう止んでしまって日が出て居る。で、その辺の山の様子を見ると
もと来た高原 どうも先に通ったナールエという遊牧民の泊って居た所の山の形によく似て居るからもしやそうではあるまいかと思って、だんだんに進んで行くとなるほど先に見覚えあるキャンチュという大きな川もその端にある。こりゃ旨い。ナールエの方へ行けばあそこは遊牧民の集まる所であるから誰かあそこに来て居るかも知れんと思って、わざわざ廻り路をして二里ばかり進んで行ったです。ところが何にもない。見渡す限り雪ばかり。その時にはほとんど失望した。何故ならば腹は充分減って居る。喉は乾いて来る。果てには非常に苦しくなった。もっとも荷物は盗人に取られて大いに軽くなって居りますから重荷を荷うという苦しみはないけれども、腹が減った苦しみには堪えられなかった。仕方がないからまた雪を喰い喰い進みましたがその甲斐もなくそこには誰も居ないという始末で実に失望致しました。
第四十三回 眼病の難
雪中の飢渇 しかしこれから引き還してキャンチュを渡って向うの方に行けばまたアルチュ・ラマの居った方向に出られるに違いない。