Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
角の新芽
また西北部の曠原にも大分に居ります。その大きさはほとんどごく大きな馬程ある。その形は全く普通の鹿のようであるが、鹿よりも余程肥えて居るです。その毛色は少しく灰白色を帯びて居る。なおほかの色のものもあるそうです。
角の新芽 ここに不思議なるはこの血の角は毎年陰暦正月からして新芽を出すのです。その新芽の外部は一面に毛の皮で被われて居って中は全く血で骨も何もない(著者の携帯品中に在り)。その芽が月々成長して三、四月頃になると一つ位枝が生えるです。枝が発すると下の方は少しく堅くなって、骨のような具合に変ずるけれども上の方は全くの血である。其芽がだんだん大きくなって枝に枝を生じ、その枝が成長して九月頃になると全く成長の極に達するのです。最も大なる宝鹿の角はその長さが一丈二尺程ある。私は実際その角を天和堂という薬屋へ売りに来たのを見ましたが、その根元から尖まで量って見ましたところが、今いうた通りありました。で、これが一番大きな角だという話。
その幹の太さは囲り一尺七、八寸あって、つまり血が骨のごとき角になって居るのですけれども、その角の全体は根元から尖の方まで悉く毛の皮で包まれて居る。