Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
法王の宮殿
その山の上に金色の光を放って居るのが日光に映じてきらきらと見えて居る。それがすなわちラサ府の
法王の宮殿 で、ポタラと言うのです。そのポタラを隔てて少しく向うに市街のようなもの及び堂等の金色の屋根がやはり空中に光を放って居る。それがラサ府の市街である。ここから見ると実に明らかに小さく見える。暫くそこに休んでそれからだんだん下へ急な坂を降って行きました。三里にしてパーチェという駅に着いて泊りましたが、どういう加減か自分の足は履に喰れて余程疼みを感じたです。この日は雪と氷の中をむやみに歩いて来たものですから……それに十里半もこの困難の道をやって来たものですから余程疲れた。その翌三月十七日午前四時に一里ばかり降って行くとブラマプトラ川の岸に出ました。それからその南岸に沿うて二里半も行きますとチャクサムという渡場に着いた。これはブラマプトラ川の北岸に渡りますので、此川には昔鉄の橋が架って居ったのである。現今は渡場の少しく下にその鉄橋の跡にその鎖繩が遺って居る。しかるに今はこの渡場を称してチャクサム〔(鉄橋)〕と言うて居る。今ではインド流の長方形の船で人を渡して居るけれど、これは冬分だけこういう船で渡すことが出来ますので、夏になればこんな大きな船でもってとても向岸に渡すことが出来ない。