Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
土着の兵隊
その川は非常な急流で氷がたくさんに流れて居りますけれども、私は騾馬に乗って誠に気楽に向うへ渡りそれから山間の原を進んで参りましたがこの辺の山には樹もない。
それかといって草が深く生えて居るということもない。まあ水のあるような所には草が生えその外は全く石の禿山といってよい位。しかしその平原地になって居る所には水も溜って居り幾分か草も生えて居る。その景色は実に淋しい厭な有様で少しも旅行の苦を慰めるというような事はない。そういう山の間を一里半ばかり行くとまた小川があって、それからまた同じような山の間を一里半ばかり東南に進んでサッカ・ゾンという城の西の沼の端へ宿りました。サッカ城は山の上に建てられて居る城で、その建て方は寺と別に変って居らないけれど幾分か様子の変って居るのは戦いの目的に備えられたものであるからでしょう。しかし別に政府から兵を置いてある訳ではない。
土着の兵隊 何か事があった時分にはそこに住んで居る二百名余りの人間が皆兵隊になるのです。その時の話でございましたが一昨年も北原からしてある部落の者が攻めて来て大合戦の揚句人死が二、三十名もありヤクを二千疋ばかり取られてしまったそうで、それが今チベット政府の裁判沙汰になって居るという。