Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
第三十回 人里に近づく
ポン教
つまり私のやった誓願は人の苦痛をも免れしむる良い方法になるであろうと予期して歓喜した訳であります。その翌日朝五時頃出立して今度は方向を転じて北に向って四里ばかり原野の雪の中を辿って参りました。雪の消えて居る所は少し草が生えて居る。で一つの大いなる池の端に着きましてそこで昼飯を済ましその池の端で向うの方をずっと眺めて見ますと砂原です。砂の山があっちこっちに見えて居る。これは以前のチェマ・ユンズン川の前にあった砂原より大きい。この砂原で暴風でも起った日にゃあまたこの砂に埋められる憂があるからどうか早く進みたいという考えが起って来ました。これもやはり経験上苦労に慣れたからこういう考えがすぐ湧いたのです。それから自分は一入勇気を鼓して羊を駆って大いなる砂地を指して進んで行ったのでございます。
第三十回 人里に近づく
ポン教 さてその砂原を二里半ばかり行きますとまた草原に着きました。その草原を少し参りますと誠に奇態な石ばかり集って居る原野に山が一つチョンポリと立って居る。後にその山の来歴を聞いてみますとそれはポンという教えの神さんが住んで居る山であったそうです。