Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
名物の雹
もう元に返って来る事になると非常の寒さで、幸いに日が照って居るものですからまあそのうちにも幾分か温まりを感ずるような事でありました。で雪の中をまた一里ばかり下りますと石で幅三尺位の道が出来て居る。その道はチベットでは夢にも見る事の出来ない立派な道である。
私の出て来た歳には殊に大きな雹が降った。その雹は雪山の名物ともいうべき物で、私は一度ネパールの中で出逢った事がある。実に驚くべき大きな雹です。雪の中を掘って見ましたがちょうど鳩の卵位のものが沢山ありました。降った時の大きさはどの位かというと、鶏の大きな卵ほどであったという。そういう奴がどんどん降り掛けて来るという話だけ聞いた分にはとても信じられんけれども、今幾分か残って居るのを見てもその大きさが鳩の卵ほどあるのですから真事であると信じられたです。
で、この辺はもはやダージリンの方へ商いに来る者が沢山にありまして、あっちこっち通行するです。ダージリンの方から人が沢山来るのでなくて、いわゆるトモの方から出掛けて行って、買物をしあるいは売るというような事をやります。で、そういう人らについて聞いて見ると全く今いったような大きな雹であるです。