Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
第五の関門長は人足上り
それからなお一つシナ官吏の住むような家もある。
第五の関門長は人足上り 宣教師の家の向うにチーキャブ(総管)という官名で、その人の実際の名はサタ・ダルケというのである。サタというのは人足廻しという意味で、ダルケはその人の本当の名です。ダージリンにダンリーワ即ち山駕籠舁が居りますが、もとこの人はその人足廻しで人を欺いたりあるいは脅かしたりして金を貪ることをほとんど常職にして居った悪漢で、ダージリンの誰に聞いてもサタ・ダルケほど残酷な奴はないと、現在酷い目に遇った人などは涙を流して罵って居るのをしばしば聞いた位ですから、非常に悪い人と見える。その人に遇わなければならぬ。
そういう人足廻しの成上り者ですがチーキャブといえばいわゆるチベットの勅任官で、大変な権力があって帽子には珊瑚珠の飾りを着けることが出来るのです。成上り者の常としてその言葉の使い方などはラサ府における総理大臣よりも威張りくさって居ります。なかなか私共がその門に行って遇わしてくれろといったところが門前払いを喰うに違いない。その真向いの家はさすが欧州人の家だけあって寝室、書室、接客室などもあってなかなか立派な家で、多くの下僕があちこちと忙しそうに働いて居りました。