Clásicos japoneses con furigana
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チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
Lee チベット旅行記 (チベットりょこうき) de 河口 慧海 (かわぐちえかい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 531.520 caracteres · 1042 pantallas
天和堂主と懇親の因縁
危ないお医者さん
天和堂主と懇親の因縁 少し話が後に戻りますが、私が医者を始めてだんだん盛んになるに従って、薬を沢山買わなくてはならないようになったです。そこで薬買いには、シナの雲南省から来て居る商人で店の名を天和堂と言い、主の名を李之楫という人の宅へ折々行かなくちゃあならんようになった。チベットでは薬はみな粉にして用います。シナ人のごとくに切って置いて煎じて飲むということをしない。すべての草根木皮は粉に砕いて薬を製造します。また角の類あるいはいろいろの礦石類も用うるです。
そういう薬剤を粉にしてもらうためにその宅に一日二日泊ることが度々あります。何しろ沢山薬を買うものですから大変よいお客さんになって、先方でも随分好遇するようになって来た。そこでその人から景岳全書という医者の書物を借りまして、前に自分の聞いて居ることやあるいは少し知って居る上にその書物を見ましたから、まあ大抵な病人を取り扱うことが出来るようになった。随分
危ないお医者さん と自らは信じて居るけれども、鳥なき里の蝙蝠でまあ仕方がない。それでもラサ府のお医者さんよりは余程立派なもので、生理学の議論ぐらいやったところが決して負けない。